今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • Neusiedler See DAC

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回はノイジードラーゼーについて勝手に語ります。

     

     

    オーストリアでは、国内の各産地で最高級の品質を誇る特産品をプロモートすることを目的として、D.A.C. (Districtus Austriae Controllatus)を制定しています。
    これはオーストリア農林環境省によるもので、それぞれの原産地の特徴を色濃くあらわしている個性的なワインとして表示できるものです。
    そのD.A.C. の一つにNeusiedlersee DAC(ノイジードラーゼーDAC)があります。このワインのブドウ品種はツヴァイゲルト(単一品種、あるいはツヴァイゲルトが主要品種であるキュベ)です。

     

    ノイジードラーゼーのワイン生産地域は、中央ヨーロッパで二番目に大きいステップ湖のノイジードラーゼー(ノイジードル湖)の東岸に位置しています。
    オーストリアとハンガリーにまたがる湖で、ハンガリー語ではフェルテー湖といわれています。
    大きく浅い鹹湖で、集水域は約1,120 km2あります。南北は約36 kmありますが、東西の幅は狭いところではわずかに6km程度しかありません。しかも水深は深いところでも1.8mしかありません。
    Neusiedler See DACに制定されているブドウ畑は、ゴルスからハイデボーデンを経てゼーヴィンケルまでのエリアです。

     

    この地方の気候は、暑く乾燥した夏と寒い冬というように、四季がはっきりしていて、ヨーロッパの中では日照時間が長いほうだといえます。
    また、ノイジードラーゼーとブドウ畑のあいだには、数多くの小さな鹹湖が点在しています。これが緩衝効果になり、ブドウの生育期間が引き延ばされているようです。
    ノイジードラーゼーもこの地方の気候に大きく影響されていて、過去に、降雨や乾燥による湖の氾濫や湖そのものが干上がったことが多くありました。
    湖としては紀元前18000年から14000年頃にできたといわれていますが、少なくとも100回は完全に干上がったといわれています。
    この規模の湖が完全に消失を繰り返すので、かなり珍しいといえます。

     

    このノイジードラーゼーにはクルマしか行ったことがなく、運転をしていた関係でワインを飲むことはできませんでした。今思えば、購入して帰ればよかったのでしょうが、その当時はそこまでワインに拘っていなかったので、何となく残念な気分です。
    また、行く機会があれば、今度こそNeusiedler See DACのワインを堪能したいと思っています。

     

  • 梅里雪山の敖雲

    プレゼント専門シエル・エ・ヴァンの店長・ハヤシです。
    今回は欧米では300ドルくらいで販売されているワインの生産地について勝手に語ります。中国の雲南省の梅里雪山の麓にあるブドウで、アオ・ユン(敖雲)ワインの産地です。

     

     

    中国ワインのアオ・ユンは決して知名度が高いわけではありません。
    しかもこのワインが世に出たのは、2013年で、歴史もありません。
    しかし、このワインを生産したのはフランスのモエ・ヘネシー(Moet Hennessy)によります。4年という歳月をかけて、広大な中国のなかでヘネシーのワインを生産するに最適な場所として、ヒマラヤ山麓の梅里雪山の麓を選定したのです。

     

    この梅里雪山は、雲南省のデチェン・チベット族自治州に位置し、単独の山ではなく連山の総称になります。しかも登山という意味では、記録に残る登山家がいなく、連山の全ては未踏峰といわれています。それほどまでに地形は厳しく、また気候も条件が良くない連山なのです。
    梅里雪山は7座あり、最も標高が高いところで6,700メートル超え、またチベット仏教の聖地にもなっています。
    チベット仏教特有の五体投地により山麓に巡礼者が集まります。

     

    しかし巡礼者は山腹の寺院までです。
    その先の登頂については、中国だけでなく、アメリカ、イギリス、それに日本などでも登山隊が向かいました。しかし、ずべて失敗に終わっています。
    プロの登山家に立ちはだかる三江併流の険しい地形や、まるで神々に守られているかのような進路を邪魔する厳しい気候により、未踏峰になっているのです。
    チベット仏教の聖地ということもあり、2000年には、雲南省デチェン・チベット族自治州徳欽県人民大会で将来に渡り登山活動の禁止が決定しました。

     

    アオ・ユンのブドウ畑は、標高2200~2600メートルの位置で、フランスのボルドー地方に似ているともいわれます。
    しかし標高が高いことから高山地帯でもあり、最高気温がボルドーとじ同じくらいだったとしても、夜の最低気温との寒暖差はボルドーより激しいといえます。
    アオ・ユンのワイン生産量もわずかに年間2000ケースだけで、ブドウの収穫もすべて手作業で行われ、新世界の大型ブドウ農園と比べるとはるかに時間を要します。それだけ希少性もあり、何よりフランスとチベット仏教の聖地が交わる神秘の味が魅力です。

     

    世界にはこのような隠れたワインがまだまだあります。

     

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