今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • オークセイ・デュレス / クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ 2011年

    先日に引き続き、最近お気に入りのドメーヌ、「クロ・デュ・ムーラン・オー・モワーヌ」のピノ・ノワール テイスティングです。

    まぁ、寄稿は同じ生産者が続きますが、実際にはほぼ毎日ワインを飲んでおりますが・・・毎日テイスティング記事をアップするほどマメではありませんので。。

    さて、前回は同ドメーヌのトップ・キュヴェだったわけですが、今回は中級キュヴェのオークセイ・デュレス村名です。ただ、村名ワインとはいってもヴィエイユ・ヴィーニュであり、古木から造られる見事な古典、また畑はモノポールものということで、単なる村名以上に気持ちは高ぶります。

    同じ生産者の同じセパージュ、同じ地区ということもあり、私レベルの味覚では前回のトップキュヴェとの差はさほど感じません。(ってか完全なブラインドだと絶対にわからないと思うし、殆どのソムリエもわからんだろうなぁ~~)

    しかしながら、こういうことをいいだすと否定されるかも知れませんが、ワインを愉しむ要素の一つに間違いなく知識が含まれます。

    そう、ワインについて何の知識もない人が、本当の意味でワインを堪能することは難しいと思うんですね。
    そのワインがどこの畑で造られたのか、どんな生産者がどのような志で?どんな栽培方法、醸造方法、熟成期間は?フレンチオーク樽使用ですか?SO2含有量はどれくらい?等々、こういった素性を理解した上でワインを愉しむ方が、まったく何も知らずにただただ自らの味覚のみを頼りに嗜むより明らかにワインを愉しめます。

    これは別にワインに限ったことではないと思うんですね。
    お料理だったら、例えばその食材の素性、「ヨーロッパにしか生息しない貴重な野生の鳥を空輸し今朝入荷したものです。」とか、「隠し味に南米産の大変珍しいスパイスを使っている。このニュアンスはこれでしか味わえません。」とか、そういったことを知ったうえで料理をいただくのと、何も伝えられずにいただくのとでは心の振れ幅が違うはずですよね。
    違いなんてないという方が逆に感性に乏しいというか、寂しいですよね。だって知性をもった人間なのだから。。

    ってことで、やはり前回のポマール・プリミエよりは深遠さ何かが落ちるのかなって感じがしましたが(抽象的ですみません)、それでもそれはトップキュヴェとの相対的な評価であり、絶対評価としては「リピート決定!」との結論ということで素晴らしいピノ・ノワールに間違いありません。

    例のごとく、ピチピチしたラズベリーの芳香、赤系果実の甘い香りも格別です。こだわりたい酸も良好良好。ブルゴーニュ産らしいキュッと引き締まった酸で大好きです。

    酸やタンニンは引き締まってはいますが、飲み味は意外と立体的でマイルド。
    う~~ん、やっぱりオー・モワーヌさんのワインは美味いなと納得の1本でした。

  • シャトー・クレール・ミロン 2011 テイスティング

    ボルドーワイン愛好家にとって5代シャトーという響きは、すでに神格化されるほどの存在にまで昇華しておりますが、中でもムートン・ロートシルトは奇跡を体現したワインとして、日本人にとっては特に注目されるワインではないでしょうか。

    1973年、不動のメドック格付け第2級から、最高格付け1級に昇格を果たした唯一のワインなのです。

    このムートン・ロートシルトのオーナー会社、「バロンヌ・フィリップ・ロートシルトGFA社」が所有する、同じメドック格付けの第5級にクレール・ミロンがあります。

    昨夜はこのクレーム・ミロンを愉しみました。

    さて、GFA社が所有するメドック格付けワインは、ムートン、クレール・ミロンの他に、第5級のダルマイヤックもありますが、品質において一般的に評価される序列は、

    1. シャトー・ムートン・ロートシルト
    2. シャトー・クレーム・ミロン(ダルマイヤックと僅差)
    3. シャトー・ダルマイヤック(クレール・ミロンと僅差)

    という感じですかね。

    まぁ、ムートンの2000年以降のヴィンテージとなると、私のようなワイン流通業者に身を置く者でも、1本5万円オーバーの出費を要するわけで、何か特別なイベントでもない限り、家のみワインにオンリストするわけにはいきません。

    ってことで昨夜はクレール・ミロンをチョイスしましたが、このクレール・ミロンは、ムートン・ロートシルトの畑と、同じく第1級のラフィット・ロートシルトの間に挟まれた絶好のロケーションに位置し、そのスタイルもムートンを踏襲したものです。

    特に、上記3つのワインの中では最も外交的なワインといわれ、比較的若いうちからそのポテンシャルを堪能できる親しみやすいワインだといわれています・・・が、さて、この2011年は・・・

    豊かでコクがあり、おそらくこのニュアンスはメルロの特徴が際立っているような気がします。
    古木から古典式で造られるメドック格付けは、力強くはあっても他の産地、特に新世界で造られる同セパージュと比べれば、相対的にスタイリッシュで、いや、エレガントともいえるほど上品で、涼しげな清涼感を明確に感じるもので、あえて誤解を受ける表現をすると、良い意味で「薄い」のですが、このワインは新世界に匹敵するレベルのいわゆる「濃い」ワインですね。

    もちろん、メドックのテロワールの特徴であるメントールの香り、最上のフィネスも兼ね備えてはいるので、新世界で造られるワインのような飲み疲れが酷いということはありません。

    黒みがかった中にも深みのある美しい赤色が目立つ色調、フルーティーな果実香、特にプラムを強く感じますが、この果実香の中にインパクトのあるスパイスも感じられます。
    ベリー系、カシス系の果実味をしっかり感じる味わいで、タンニンや酸味はほどよいレベル。舌触りは丸く太く、とにかくリッチです。

    ワイン自体は非常にレベルが高く素晴らしかったのですが、それに合わせたお料理(つまみ)が、醤油だし系だったので、マリアージュ的に失敗し、昨夜のお家ワインは素敵な時間とは総括できませんでした。

    素晴らしいワインに対し申し訳ないことをしました。
    以後、気を付けます。

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