今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • オーストラリアワイン探求 Vol.02

    前回、「オーストラリアワイン探求 Vol.01」からの続き。

    多くの新世界ワインの造り手は、フランスやイタリアで造られるクラシックスタイルのワインを、自らのワインに求め目指します。そして、それをセールスにおいても強調します。

    冷涼な気候に恵まれ(温暖な土地の造り手がいう)・・・、奇跡のブルゴーニュスタイルが完成・・・、ボルドーのテロワールに近い・・・、しかしながら、未だかつて新世界において、旧世界の偉大な古典に近づいたワインはないと私は思います。と同時に、フランスやイタリアが新世界で造られる強烈にリッチで、グラマラスで、独創的なワインは造れません。

    どの国のワインも、その固有のテロワール下において、そのテロワールに沿った(合った)ブドウを育てることが大切です。その条件の中で最大限の完熟ブドウを造り、そのブドウの個性を可能な限り活かしたワインを造ることこそが、偉大なワインの完成形であり、ワイン造りが世界規模にまで広がっている意味を成すのでしょう。

    どこかのワインを、そのテロワールがないのに真似ると、ただただごまかしのワインしか生まれません。
    人も自然も、料理も文化も考え方も、土地土地毎に異なるわけですから、ワインだって本来はそうあるべきでしょう。

    フランスやイタリアなど、旧世界のワインをベンチマークとしたり、ワインの「スタイル自体」にヒエラルキーを持ち込む必要はなく、それは世界中のワインの個性を愉しむチャンスを自らが消失させる、愚かな考え方だということに気づけば、より一層ワインライフが愉しくなり、本質的なワインの魅力をより正しく評価できるようになるはずです。

  • オーストラリアワイン探求 Vol.01

    30年程昔は、オーストラリアのワインが市場に殆ど出回っていなかったことが今となっては信じられません。

    今やオーストラリアワインは、南半球で生産されるもっとも偉大なワインの一つであることに疑いの余地はありません。

    現在の栄誉を勝ち取った先鋒は、シラーズやグルナッシュ、またこの二つのブドウ品種とカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンドで造られる、クラシックスタイルな古木の南オーストラリアのキュヴェだと私は思います。
    南オーストラリアには多くのアペラシオンがありますが、特に、バロッサ・ヴァレー、マクラーレン・ヴェイル、クレア・ヴァレー、イーデン・ヴァレー、アデレード・ヒルズ、クーナワラが有名です。

    ここで私個人の主観をいうと、「バロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェイルのシラーズや、グルナッシュの古木から造られるワインに匹敵する、同セパージュのワインは世界中どこを探してもない」、と結論づいています。

    しかしながら、多くのワイン通からいわせると、「重たすぎる、甘い、アルコール度数が高すぎる、樽が効き過ぎているなど、北半球(ヨーロッパ、特にフランス)産ワインが「優れたワイン」の品質基準であると信じて疑わない諸氏からは批判されるのも、オーストラリアワインの宿命となっています。
    もっとも、私は偉大なフランスワインが大好物であり、オーストラリアワインを飲む機会はフランスワインと比較すると圧倒的に少ないです。また、多くのワイン通が批判する通りのワインが、オーストラリア産ワインに少なくないのも事実です。

    ではフランスワインの多くはどうでしょうか?テーブルワインから偉大なワインまでを一括りで評価すると、過半数以上のワインは残念・凡庸なワインだといえるはずです。もちろん、この場合の残念というのは、そのワインの属性や価格からして当然であるといえるケースが殆どだともいえます。この考え方でオーストラリアワインに向き合えば、「然もありなん」なわけです。

    最上のオーストラリアワインは、若いうちは信じられないほどリッチで、力強く、主張が強すぎたとしても、適正な飲み頃を迎えたワインは、誠に素晴らしいワインに昇華します。そして一番大切なポイントは、そのワインの素晴らしさは、北半球で造られる偉大なワインを品質基準とは決してしていません。テロワールが異なるという絶対条件下において、オーストラリア産ワインに北半球産ワインの品質基準を当てはめること事態が誤りなのです。偉大なテロワールを持つ、バロッサ・ヴァレーやマクラーレン・ヴェイルにおいて、最高の完熟ブドウを育て上げることが、オーストラリアワインの独創的な魅力の元であり、ローヌで造られたようなワインのマネをする必要はないのです。

    ~~~ 続く ~~~

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