世界的な辛口至高の中、人気に陰りが見える甘口ワインですが、実は「甘口ワインはちょっと・・・」という方の殆どが「甘口ワインを飲んだことが無い」のではないでしょうか?
また飲まれた方は、20年程前に流行ったドイツ産の甘口ワイン(しかも低級品:マドンナとか)の様なものだと、勘違いされているのではないでしょうか?
私の経験からいうと、「甘口は・・・」という方の大半の方に偉大な貴腐ワインを飲ませると、ほぼ間違いなく「美味い!」というお声が返ってくるのです。
昨夜は、古くは「ワインの王」と称えられ、貴族社会においてもっとも贅沢なワインの象徴として重宝されてきた貴腐ワイン、しかも世界的な貴腐ワインの高級銘醸地ソーテルヌの1級に格付けされる偉大なワインを愉しみました。
シャトー・クロ・オー・ペラゲの1976年。コルク天辺は相当カビってますねぇ~~。
実は貴腐ワインこそ、古い方が絶対に美味しいのです。
いわゆる「バランスがとれる」ということになるのですが、貴腐ワインはとにかく構成が巨大で、極甘口の風味は若い内は過度に感じたり重たすぎたりすることは確か。
しかし30年とか40年とか、、、
丁寧に熟成をさせると過度な味わいの要素は弱まり、見事な世界観を見せてくれます。
ってか久しぶりに抜栓に失敗。。
引き抜く途中でコルクが砕けてしまいました。
まぁ最後は毛抜きでつまんで、無事に終わりましたが。。
赤みがかった輝く黄金、古酒の割にワインはとってもクリアです。ワインの状態は良好だということがわかりますね。ここら辺はさすが空輸物。(自社にて直輸入した物です。)
本領を発揮したのは抜栓から40分程してから。
リビング一杯に広がる南国フルーツや蜂蜜、干し果実の香り、、、なるほど「贅沢なワイン」という例えがうなずけます。
飲み口はもちろん甘いわけですが、その甘味は非常に複雑で奥深く、幾種類もの異なる甘味の要素が渾然一体となりKoichi八田をとろとろに溶かすのです。
高級ラム酒のようなニュアンスもあり、とにかくうっとりとした珠玉の時間が過ごせました。
(貴腐ワインは保存がきくので軽く1~2杯と思い飲み始めましたが・・・結局ボトルは空っぽになってしまいました。。)
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