コルシカ島総論 Vol.3 からの続き。
この2つの品種の特色は、それぞれもって生まれたもののように思われます。つまり、一方はストラクチャーをもたらし、もう一方は優美さをもたらす。この2つは、グルナッシュ、シラー、ムールヴェードルなどの島の品種ではないものと補い合って、面白くしかも、良い物になる可能性があります。
ですが、島のいくつかの地域では、この補完性は追求されていません。実際、南西部にはスキアカレッロが植えられ、北部にはニエルッチオが植えられています。
というのは、この島は小さいながらも、地域ごとの違いが非常にはっきりしているからです。ブドウ畑の大部分は、雲と降水の動きを妨げる高い山々を背にした、はっきりとしたミクロ・クリマを備えた沿岸違いにあり、ブドウ畑の大部分は、まだ品質の点では経験不足であり、近い将来には品質を向上させていくということを示しています。
つまり、コルシカのクリュと生産者の格付けは、今なお流動的なのです。にもかかわらず、真のコルシカのスタイルの輪郭を次第に明確にしつつあるトップクラスのワインやドメーヌは、年々はっきりと姿を現してきています。それらを通じて、私は大きな可能性を秘めたこのブドウ産地の発展を、興味を持って追いかけて行きたく思います。
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