今日もワインを飲んでます そして思いついたことを書きつづる

  • サンセールの30年物(1980)に驚き!

    さて、今回は「至高のオールドヴィンテージ」という響きには似つかわしくない、サンセールの30年物です。

     

    サンセールはロワール河を挟んで プイイ・フュメ の対岸にあるワイン産地で、個別のワイン評価は別としても総体的には庶民的な産地として知られ、「小さくかわいいワイン」というキャッチフレーズが良くも悪くもピッタリなACです。

     

    ワインは熟成さえすれば美味いわけではありません。当たり前ですが、「真の飲み頃」が美味いわけで、構成が巨大な高級ワインなどに限っては数十年もしくは世紀を超えて熟成させることにより、絶妙のバランスが取れるのです。これは逆にいえば、ポテンシャルの低いワインなどは若い内の方が美味いということです。

    そのような理屈から考えて、はたしてサンセールの、しかもタンニン分を殆ど含まない白ワインが、30年も経過した今おいしく飲めるのか??

    私はリスク覚悟で、ある意味ワインに生きる立場として経験値を上げるためにトライしました。

     

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    見た目は教科書通り、白ワインのオールドということで褐色化して、一見するとロゼ?と思ってしまう色調です。

    意外と清澄度が高く、ワインはクリア。

    「ほぉ~~、思っていたより健康だな」

     

    アロマが予想を超えて豊かで香り高いので少し驚きましたが、「香りだけ」良い「終わったオールドワイン」は良くあるので、まだ不安が消えたわけではありません。

    しかし、そんな不安はまったく必要なかったのです。

    口に含んでも、ソーヴィニヨン・ブランの要素がはっきりと活きており、フルーティーといえるほど。さすがにボディはライトですが、酒質感はしっかりしておりアロマも風味も全然若々しくはっきりいって美味い!

    驚いた私は嫁さんにも勧めましたが、嫁さんも「普通においしいやん」とのこと。

     

    う~~ん、ワインの不思議。

    このワインは想像以上に私の経験値を上げてくれました。

     

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    驚きの美味さです。

    食パンと6Pチーズというデフレ仕様のおつまみで、ほんの1時間足らずでボトル1本がサクッと空きました。

     

  • シャトー・ブリー・カイヨ 1969年

    どうもお久しぶりでございます・・・およそ1ヶ月半ぶりの更新です。

     

    毎日受注業務やら出荷作業やらに追われ中々ブログを更新する時間と気力がありませんでした。。

    とはいってもその間も当然ワインは飲み続けており、テイスティング記がたまっています。

    今日は、自分の経験値を上げるためにトライした、クリュ・ブルジョワの40年物のテイスティング記です。

     

     

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    シャトー・ブリー・カイヨ 1969

     

    メドックのクリュ・ブルジョワに序列されるワインで、クラス的には良品といった立ち位置。

    このクラスの20~30年物などは、結構頻繁に飲む機会があり、枯れ感を好む私としてはブルジョワ級でも30年熟成までならそこそこ愉しめるということは理解していましたが、さすがに40年物となるとメドックならグラン・クリュ・クラッセ(1~5級格付けされる高級品)しか経験がなく、はたして良品のこのワインがおいしく飲めるのか??

    ある意味、ワインに生きる者として経験値を上げるための作業としてこのワインを飲みました。

     

    さて、キャップシール内には砂埃が詰まっており、さすがに40年古酒。写真はウェットティッシュで軽く拭った後の状態なので、相当キャップシール内にも砂埃が侵入していたのかがわかるのではないでしょうか。ここら辺は逆にオールドの雰囲気があり、カッコよいところです。 

     

    色調は当然ながら琥珀化しており、薄いレンガ色。

    思っていたより清澄度は良好で、40年物としてはまだワインは健康のようです。 

     

    香りは、カシスのアロマはまだはっきりと活きています。しかしグラスをスワーリングすると、足はまったくといっていいほど確認できず、これまた当然ですがエキス分は軽くなっていることがわかります。

     

    実際に飲むと、「う~~ん・・・」

    ある意味、古酒に対する褒め言葉である”枯れ感”というレベルを超えた枯れ感。厚みや酒肉感も乏しい。構成が巨大な高級ワインが熟成により調和が取れ、絶妙のバランスを保ったときに発する複雑な風味というのがオールドヴィンテージワインの魅力なのですが、このワインはエキスがこなれ過ぎています。非常に飲み口は軽い。他のエキスが弱まったことにより、酸味も目立つようになっています。

     

    ・・・まぁ、とはいっても飲めないわけではなく、ここら辺はブルジョワ・クラスの40年物なので仕方がないでしょう。真に美味いといえる40年物を求めるなら、最低2~3倍の出費が必要になるということなのですね。

    正直、純粋にワインを味わうことが目的ならこのワインはお勧めできません。当店では約8000円で販売していますが、これだけ出せば若いワインなら、例えば同じメドックでいえば格付け3級当たりの高級ワインが買えるからです。

    おそらくこのワインの飲み頃は10~20年。その後10年ほどはピークを過ぎた”枯れ感”を楽しめるといったところで、40年経った今もう飲み頃は過ぎています。

     

    しかし、1969年というヴィンテージに何かしらの価値があり、40年物のスティル・ワインをリーズナブルにお求めの方には価値ある逸品でしょう。

     

    お誕生日プレゼントや周年記念など、1969年にゆかりがあり、「1969年のワインを飲むんだ」という明確な目的があるのなら、十分選択できるワインだと思います。

    乾杯の1杯だけとか、食前酒とか。それで物足りなければ他のワインにシフトすれば良いだけです。それくらいの余裕があった方がスマートというものですよね。

     

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