ヴィネクスポが終わりました。
6月21~25日、ボルドーで開催されたヴィネクスポへの最終的な来場者数は、135カ国、46,621名。
昨今の経済状況から来場者数の減少が予想されていたが、実際は7.56%減と限られたものであった。
海外からの来場者は15,851名で、全体の34%を占め、新記録となったらしい。
海外勢のトップはイギリスで、前回の07年を1.5%上回る1,322名。
また今回特徴的であったのは、中国と香港からの来場者がなんと前回を63.31%も上回り、1,189名となったことである。
中国に加えタイが+92.86%……半端じゃないですね。。
日本からの来場者数も一応は増加(+3.2%)しました。
やはりアジア、特に中国・香港・タイの需要が大幅に伸びそうです。
しかも来年はヴィネクスポ・アジア・パシフィックとして香港で開催されます。
恐ろしい勢いでアジアのワイン消費が加速するのは確実なのでしょうが、これで怖いのが生産者~ネゴシアンです。
彼らはいつも値上げする理由を舌なめずりしながら待ち構えています。
ワインは既製品ではあるが、ブドウからできる農産物。
生産量は決まっているわけで、今まで飲んでいない人々が飲み始めると当然需給の関係で値段は上がります。
まぁ実際、現在5万も10万もする1級シャトーなども、ほんの数年前まで1万円代で買えていたことを考えれば、この流れはずっと昔から続いてはいるのだが。
そう、最近シャンパンも高くて困ります。
数年前まではグラン・メゾン物でもエントリーモデルなら3000円で買えていたのに今や5000円~。。
今後、フランス銘嬢ワインなどは、もう手の届かない領域へ加速度的に跳ね上げって行くのかも知れません……冗談ぬきで。。