www.nochuri.co.jp/report/pdf/f0812kai.pdf
今、香港がとんでもないことになっている。
西側のワイン主要生産国の視線も、完全にアジアに向かっている。
すでに西側では成熟市場となったワイン市場を、もうこれ以上拡大することはできない。
そこで未成熟でありながら、将来的に爆発的に拡大が予想されるアジアのマーケットが注目されるわけだが、残念ながら日本はもう見切りを付けられています。
税率的にも地理的にも、アジアの主要国に再輸出するハブ(拠点)としては魅力がないのです。
また、意外に思われるかも知れませんが、ワイン貯蔵庫の設備やノウハウなども日本は非常に遅れています。
裏側に回れば、高級ワインなども常温倉庫で保管されているのが実情。
日本人の感覚的には香港は、「偽物」や「粗悪品」、ましてや管理面において日本より優れていると思っている方は少ないと思いますが、実は完全に日本の上にあり、主要生産国もそれを理解しているので香港を目指します。
アジアのワイン先進国は香港なのであり、日本はノウハウや設備、そして消費量どれをとっても生産国から見れば魅力がないのです。
特にフランスなどは本気です。
香港と政府間で「ワイン事業提携覚書」なるものを締結し、今後双方国家間でワイン事業をWin Win の関係で築いていこうと。。
それと何といってもバックに巨大マーケットの「中国本土」がある。
ステイタスの象徴である高級輸入酒の最たるものは、やはりワイン。
業界に生きる者として、香港進出を真剣に考えなければなりません。