白キャップのルロワ、メゾン物です。
ドメーヌ物が良い?
そんなの高くて、しょっちゅう飲めませんよ。。
さて、サヴィニー・レ・ボーヌというブルゴーニュとしてはあまり目立たないアペラシオンですが、ここのワインは果実味に溢れています。
シャルドネなので10年物ともなれば十分オールドヴィンテージなわけですが、しかし、未だに健やな風味を醸し出すこのワインを古酒と表現してよいのだろうか??
確かに、シャルドネにある鋭角的な切れ味はもう影をひそめてますが、フルーティーなのです。
そのフルーティーさは、フレッシュなワインだと飲み手に勘違いさせてしまいそうなほど。
しかしそのフルーティーさは、飲み進めるうちに熟成による厚みと甘味の向上なのだと気付きます。
弱い酸味を感じるアンズやパイナップルのアロマ、還元臭であるバターの香りはモンラッシェやムルソーほどは香らないが、ヒント程度に感じられます。
う~~ん、いつも同じ言葉になりますが、美味いです!!
でも上手く熟成してるので、ワイン単体で楽しんだり洋食と合わせるのは良いですが、和食(あっさり系)には余り合わないように思います。
素晴らしい厚みやコクが、繊細な和食の隠し味にジャマをしそうです。。
あっ、もちろんこれ、フランスからの蔵出し空輸物です。