ボルドーワインは”水のほとり”

ボルドーワイン

ボルドーワインは水のほとりから

ボルドーの語源は、“水のほとり”を意味する言葉だそうです。その名の通りボルドーは、川の恵みに育まれた土地です。
複数の大きな河川が作った、比較的起伏の小さい土地に広大なブドウ畑が形成されています。

基本的に複数品種をブレンドして造られるボルドーワインは、「生産者=品質基準」と評価されます。もちろんテロワールの良し悪しはありますが、ブルゴーニュほど重要視されることはありません。
尚、ボルドーワインという場合、それはジロンド県産に限られます。ジロンド県のブドウ畑は20地区以上に分けられていますが、いわゆる高級ワインの生産地区としては、メドック、グラーブ、サン・テミリオン、ポムロール、ソーテルヌが代表的な地区としてあげられます。

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壮麗な城館に象徴される土地

ボルドーの城館

ボルドー地方は大規模生産者が大土地所有に基づく大規模生産が基本となっています。特にメドック地区の壮麗な城館がブドウ畑の中に立ち並ぶ様子は、優雅なボルドー地方の象徴的な光景といえます。これは2代銘醸地でもブルゴーニュ地方が革命後に土地の細分化が進んだのとは対照的です。

ボルドーの生産者は歴史的に貴族家系が多く、ブドウ園を所有する生産元建築物の多くはお城です。このことからボルドーでは、栽培から醸造、瓶詰めまでを行う生産者を「シャトー」と呼称する場合が殆どです。そして「シャトー○○」という生産者名がそのまま、ファーストラベル(看板ワイン)の名前となります。

品質基準は生産者の違い

大土地所有を背景とするボルドー地方では、それぞれのブドウ園の内部にテロワールの違い(栽培条件や土質の優劣など)や品種の違いを抱えています。このようなことから、基本的には複数品種をブレンドしてワインを造るため、土地や品種は要素的な問題でしかなく、生産者の違いこそが品質基準となっています。
原産地呼称制度がブルゴーニュ地方の様に綿密に整備されていないのはそのためで、その代わりに生産者の格付けが行われています。

河川が地区の色分けをする
ボルドー地方はピレネー山脈から流れ込むガロンヌ河、中央山地から流れ込むドルドーニュ河があります。(これらは合流してジロンド河になります。)これらの河川が運んでくる推積物の違いから適合品種の違いが生まれ、生産地区の個性の幅広さを作り出しています。
基本的な捉え方としては、ガロンヌ河は砂礫を推積させて水はけの良い土地を形成するため、流域では主にカベルネ・ソーヴィニヨンが栽培されます。ドルドーニュ河は粘土を推積させて保湿性の高い土地を形成するため、流域では主にメルロが栽培されます。
一方、合流後のジロンド河流域ではこれらが微妙に混ざり合い、複雑で秀逸な土地を形成するため、品種のブレンドの妙が表現されるといわれています。

二大銘醸地 - ボルドーワイン

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