ボルドー地方サン・テミリオン、ポムロールについて

ボルドーワイン

右岸ボルドーワイン

左岸ボルドーの砂利質土壌とカベルネ・ソーヴィニヨンの組み合わせに対して、右岸ボルドーは石灰岩や粘土の土壌にメルロという組み合わせで、いわゆる「ボルドーワイン」とは趣が異なります。
貴族的で長命なカベルネに対し、メルロは良品としか見なされていませんでした。
しかし近年の技術革新により、現在では話題が豊富で高品質なボルドーワインの産地として人気は上昇しています。

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世界遺産の街並みを囲むブドウ園

サン・テミリオンの街並み

サン・テミリオンは石灰岩台地の上にある街で、中世の趣を残す町並みは世界遺産に登録されており、観光地としても魅力的です。
ボルドー右岸の中では歴史的に評価の高い生産地でしたが、近代に至ってのメドック地区台頭によって陰が薄くなっていました。近年は技術革新を積極的に押し進めており、話題のワインが毎年のように誕生するといったように、ボルドーでも最も話題に溢れた生産地となっています。
また格付けが不変(1973年のムートンは除く)であるメドック地区と違い、サン・テミリオンではおよそ10年毎に格付けが改定されます。このようなことから競争原理が常に働いており、無名な造り手から質の高いワインの産出がもっとも期待できる地区であるともいえます。

シンデレラの故郷に相応しい田舎町

ポムロールはボルドー右岸の中心都市リブルヌの郊外といった趣で、市街地も見当たらないほど、ただ栽培農家が散在するだけの土地です。サン・テミリオンと比べても生産規模がさらに小さいので、かつては田舎酒といった印象が強かったものの、1950年代にペトリュスが希少性を謳った高値販売で成功したことから、それに後続するものがいくつも登場しました。
格付けが有名なボルドーワインでも、ポムロールでは格付けは実施されておりません。しかし評価や価格はボルドーワインの中心ともいえるACメドックに負けておらず、ボルドーで最も贅沢なワインが生み出されています。

サン・テミリオン、ポムロールの廉価版が注目
ボルドーワインは紛れもなく世界で最も人気の高いワインですので、サン・テミリオン産とポムロール産も当然人気が高くなります。とはいえ、もはや開墾できる土地も見当たらないことから、周辺地域で両者の廉価版を、あるいは凌駕する商品を開発しようという動きが盛んになっています。 栽培・醸造に最新技術を導入した豪華な仕上がりが特徴で、従来は注目を集めなかった土地、例えばサン・テミリオンの平地(衛生地区)などからも、驚くほど高価なワインが登場するようになりました。
また、その動きはコート・ド・カスティヨンやコート・ド・ブールなどにも波及しています。

二大銘醸地 - ボルドーワイン

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