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2008年のワインの評価は、フランスに次ぐ伝統的生産国であるイタリアについて解説します。フランスに次ぐと記しましたが、実はワインの歴史はイタリアの方が古く、その歴史は古代まで遡ります。また、イタリアは20州全ての州がワイン産地であり、それぞれ異なる気候や地形・土壌により多くのブドウ品種が栽培されています。イタリアの限られた産地でしか栽培されていない固有品種も多く、ブドウ品種の種類的にも、イタリアは世界トップを誇ります。
全ての州でワインが造られているイタリアですが、ここでは代表的な2大銘醸地、トスカーナとピエモンテから産出された、2008年のワインを見て行きたいと思います。
まずはトスカーナワインの2008年ですが、最高評価のグッドヴィンテージ。この地は85%の生産が赤ワインであり、サンジョヴェーゼという品種から産まれるDOCG「キャンティ」や「キャンティ・クラッシコ」、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」が有名です。これら原産地呼称の2008年のワインは総じて偉大で、品質に比例して取引価格も高く、例えば「ポデーレ・サリクッティ」や「アジィエンダ・アグリコーラ・レ・マッキオーレ」などの2008年物は非常に高額です。どちらも長期熟成に向くスタイルですので、後10年以上は引き続き値上がりを続けることが予想されます。
また、プレミアムワインのライバルに当たるボルドーのメドック、ブルゴーニュ、ローヌ北部・南部、カリフォルニアなどの赤ワインは、全て2008年は出来がイマイチだったこともあり、2008年のワインに対する投資資金は、イタリアへ多くが流入することになりました。今でも、世界中で開催されるプレミアムワインのオークションでは、2008年物についてはトスカーナ産、また後述するピエモンテ産のワインがより高値で落札されています。
ピエモンテにおける2008年のワインですが、トスカーナと同じく全てが上手く進んだ偉大な年。春先から発芽、開花、結実、成熟、そして収穫まで、トスカーナと同じく最高の天候に恵まれ、2008年は偉大なワインが多く産まれた年となりました。
この地における最高級ワインである、DOCG「バローロ」や「バルバレスコ」は、歴史に残る素晴らしいワインが多く誕生し、強烈なタンニンを豊富に含むネッビオーロから造られるこれらのワインは、その他スパイス系黒ブドウのどれよりも長期熟成に向き、この先更なる大幅な値上がりは必至です。ワインの価格に大きな影響を与えるワイン評論家ロバート・パーカーにさえ、「私がテイスティングを行わず毎年ケース買いする唯一のワイン」といわしめるバローロ神、ブルーノ・ジャコーザの最高キュヴェ「バローロ・ファレット」や「バローロ・レ・ロッケ・デル・ファレット」の2008年物は、現時点でも簡単に手が出せるプライスではありませんが、この先10年、保管環境さえ良ければ20年は熟成を続け、青天井の値上がりを見せることでしょう。
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