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2007年のワインの評価については、ニューワールドの筆頭アメリカについて解説したいと思います。アメリカのヴィンテージ詳細情報は少なく、当ページが少しでもアメリカンワイン愛好家の皆様にとって、お役に立てれば幸いです。
アメリカの主要産地として絶対に外せないのがカリフォルニアです。今や世界のプレミアムワインの主戦場において、ナパ・ヴァレーやソノマ産のワインは肩で風を切って歩くにまで成長しており、フランスやイタリアのグラン・ヴァンに勝るとも劣らない存在になっております。
カリフォルニアには現在(2016年)、3600件を超えるワイナリーが存在しており、アメリカ全体のワイン生産量の約90%を担っています。太平洋沿いの海岸山脈と、これより内陸に入ったシエラ・ネヴァダ山脈が太平洋とともにワイン産地の気候形成に好影響を与えています。カリフォルニア州のワイン産地は、ノース・コースト、セントラル・コースト、セントラル・ヴァレー、シエラ・フットヒルズ、サウス・コーストと5つに大別されます。
さて、カリフォルニア産2007年ワインの評価ですが、こちらはとても秀逸。最高評価が与えられています。実は2007年は、フランスの赤主要産地では対照的に全滅という評価の低い年になりましたので、相対的にカリフォルニアワインの価値が更に高く評価されることになりました。一流の生産者が造るカリフォリニア産2007年のワインは、フランスワインの不調も手伝い、非常に高値で取引されています。
アメリカンワインといえばカリフォリニアですが、実はアメリカではほぼ全ての州でワインが造られており、ワシントン州やオレゴン州なども、今では銘醸地として高い評価を得ています。
ワシントン州の2007年のワインは、カリフォリニアと同じく評価の高いグッド・ヴィンテージ。恵まれた天候に支えられ、素晴らしいワインが多く産出されました。
ワシントンは、緯度的にはフランスのボルドーやブルゴーニュとほぼ同じで(北緯45~48度)、栽培面積・生産量は全米2位です。ワシントン最大のA.V.A.はコロンビア・ヴァレーで、カスケード山脈の東側に位置しています。2007年のワインは、これらの地形から産まれる天候・気候が素晴らしく、偉大なワインを造ることに成功しました。
最後にオレゴンの2007年を解説します。
オレゴンはアメリカにおけるピノ・ノワールの銘醸地として知られ、全体の栽培面積の60%でピノ・ノワールが造られています。それ故、特に繊細なピノ・ノワールだけあり、天候リスクも大きいのが特徴です。
オレゴンにおける2007年ワインは、可もなく不可もなし、スタンダードな評価が与えられました。本来オレゴンは、ブドウ生育期は温暖で穏やかな気候に恵まれていますが、2007年は生育期を通して低温ぎみ、降雨量も平年を上回っており、スタンダードとはいえ、実際には少し残念な年になっているようです。
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