生まれ年で選ぶ
タイプで選ぶ
価格帯で選ぶ
オリジナルラベルを作る
ブドウで選ぶ
産地で選ぶ
生まれ年で選ぶ
タイプで選ぶ
価格帯で選ぶ
オリジナルラベルを作る
ブドウで選ぶ
産地で選ぶ
フランス主要ブドウ産地の、2006年のワインについてご説明致します。
まずはフランス最大のワイン産地であるボルドー赤ワイン。メドックを中心とする左岸は、前年2005年に次ぐ最高評価となっており、2006年物のワインはプリムールから高値でスタートしました。元々長期熟成に向くグラン・ヴァンを多く産出するボルドー・メドックだけに、そろそろ飲み頃の入り口を迎えるタイミングにおいて、2006年のワインは総じて取引価格も高く、この先10年はゆるやかに上昇トレンドを描いていくことが予想されます。
同じくボルドー赤の右岸、サン・テミリオンやポムロールの2006年は平凡な年に終わりました。とは言え、サン・テミリオン・グラン・クリュ・クラッセAやポムロールの偉大なワインは、メドック物と同じく長期熟成の価値があるワインであり、これから熟成を重ねるにつれ取引価格の上昇は必至です。
ボルドーの赤ワインと人気を二分する、ピノ・ノワールから産まれるブルゴーニュの赤は、左岸メドックと同じく最高評価。2006年のワインは最大級に評価できるレベルに仕上がりました。
一方、同じブルゴーニュでも、シャルドネをセパージュとする白ワインについては平凡。元々黒ブドウよりも熟成能力の劣る白は、ここから何年も熟成する能力はなく、セラーに眠っているブルゴーニュ白の2006年があるならば、早めに飲んでしまった方が賢明でしょう。
ボルドー、ブルゴーニュに続き、ここではローヌ、アルザス、ロワール、シャンパーニュの2006年についてご説明致します。
ローヌは、シラーを中心とする北部と、グルナッシュを中心とする南部とに大別されますが、2006年のワインは北部南部共に偉大な年となりました。エルミタージュやシャトー・ヌフ・デュ・パプの2006年物は、これからまだまだ値上がりするでしょう。
次にアルザスとロワール。この2つに産地は2006年低迷しました。気温は低く、雨も多く、ブドウの生育は十分でなく、出来の悪い一年と言えます。収穫から既に相応の年月が経っているこのアペラシオンの、2006年のワインは、今となってはほぼ価値はありません。もしセラーにあるなら早く飲みましょう。
最後にシャンパーニュの2006年は平凡。特筆することもなく、良くも悪くもない一年となりました。当然ながら多くのメゾンその他生産者たちは、ヴィンテージ物のリリースは成されませんでした。
クラシックスタイルの典型であるフランスワインですが、2006年のワインについては、ボルドー、ブルゴーニュ、ローヌ、この3つの産地以外のワインは、これ以上熟成させる能力も価値もありません。逆に、上記3つのアペラシオンの、一流生産者から産まれた上級キュヴェのワインについては、まさに飲み頃の入り口にやっとたどり着いたタイミング。更にこれから10年はより良く熟成を続けるでしょうから、今飲んでももちろん満足出来ますが、忍耐が続く限りセラーに寝かせておくことをおすすめ致します。
※上記生産者のコート・ド・ニュイ地区で作られる全てのワイン。クリュ(畑)やコミューン(村)毎の評価は除外。
ヴィンテージで選ぶ
タイプで選ぶ