生まれ年で選ぶ
タイプで選ぶ
価格帯で選ぶ
オリジナルラベルを作る
ブドウで選ぶ
産地で選ぶ
生まれ年で選ぶ
タイプで選ぶ
価格帯で選ぶ
オリジナルラベルを作る
ブドウで選ぶ
産地で選ぶ
1996年のワインのヴィンテージ評価ついては、貴腐ワインの銘醸地として有名なボルドー地方のソーテルヌと、シャルドネの聖地ブルゴーニュ白における、1996年のワイン(平成8年のワイン)についてヴィンテージ概観をまとめることにしました。
1996年のソーテルヌは幸運な条件に恵まれ、特に当たり年となりました。
長く、時間をかけながらゆっくりと熟したためアロマの卓越したワインができました。平年通りの9月の雨の前に摘まれたソーヴィニヨン・ブランが特に際立っています。貴腐ワインにとって大切なボトリティス・シネレアもしっかり発生し、最後のブドウが完璧な状態で摘まれ、1996年のワインは見事な構成に仕上がりました。
ソーテルヌの1996年主要ワインについては以下の通りです。
シャトー・ディケム(イケム) 1996年
1996年のワインは、中程度の濃さの黄金色。オレンジの花の芳香がゆっくりと香ります。甘く、しかしながら清涼感に富み、意外なほどに酸味も目立ちます。キリッとした、まるで微発砲と思わせるようなニュアンスの酸味です。この1996年ものワインは、相当な熟成能力を感じさせるポテンシャルを秘めています。
シャトー・ギロー 1996年
1996年のワインは独特の個性を持っています。貴腐ワインにしては珍しく、黒ずんだ黄金色。言葉のニュアンス通り、ギローの1996年は凡庸以下のワインといえます。貴腐ワインの真骨頂である甘さや立体的なボディが物足りません。当たり年となった1996年の割に、当シャトーの区画では上手くブドウが実らなかったようです。
「すべてが完璧」、というのはまさに1996年のワインのようなことをいうのだといえるほど、1996年は最高の年になりました。いうなればブルゴーニュ白ワインの到達し得る最高レベルです。
降雨量は少なく、熟成期間は長いという非常に良好な生育条件が実現し、収穫前には記録的に気温が低く、完璧な糖度と高い酸度を持つブドウがすくすくと育ちました。
ブルゴーニュ地方における、シャルドネの1996年ワイン主要評価は以下の通りです。
モンラッシェ / パリゾ 1996年
1996年のワインは、非常に際立った香りが特徴。ほどよい甘みと柔らかさがあります。かすかに、幻想的なスパイスとバニラの風味もあり、わくわくさせられる魅力に溢れています。
バタール・モンラッシェ / ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ 1996年
簡単には手の届かないワインであるDRCのバタール1996年。孤高のDRCの中でもロマネ・コンティに並ぶほど生産量が少なく、「家族消費用」にたった1樽しか造られない超希少ワイン。
このようなワインの、超当たり年の1996年ものなので当たり前のように素晴らしいわけです。色調や清澄度、輝きなどを含む見た目は最高に美しく、奇跡のアロマを表現するといわれるシャルドネにおいて、これ以上ないほどの見事なアロマ、舌触りや余韻も溜息が漏れるほどで、1996年のワインはまさに異次元の完成系です。
ヴィンテージで選ぶ
タイプで選ぶ