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1987年(昭和62年)のワイン・ヴィンテージ評価ですが、まずボルドー赤は春先から収穫期までの雨量は352mm、累計日中気温は3,262度。数字だけを見れば偉大なヴィンテージではと思ってしまいます。事実、9月までは文句の付けようのない好天が続きました。時折降る雨も適度なもので、葡萄は順調に成熟していました。しかし、十分に熟した葡萄をいざ収穫しようとした10月に、大雨が2週間も連続して続き、葡萄は成熟しつつも水分を多く含んだものとなってしまいました。厳しい選別をした一部の一流シャトーはまずまずのワインを造ったようではあります。このように全体的には余りパッとしない1987年(昭和62年)ですが、しかし私たちの経験からすると1987は良好なヴィンテージと判断できます。そこそこの深みとチャーミングを兼ね備えた、そして重要な要素の値頃感は「リーズナブル」といえるヴィンテージなのです。
細かく分類すると、ポイヤック、サン・ジュリアン、グラーヴ、ポムロールの1987(昭和62年)は優良。マルゴーとサン・テミリオンが足を引っ張っています。
ボルドーの中でも、ソーテルヌ、バルサック(ボルドー白甘口)の1987の出来は良くありません。とはいえ、貴腐ワインという構造上、この年のワインはまだまだ若いでしょう。
ブルゴーニュの赤にとっては凡作の1987年。特に北部ニュイ、赤ワインは厳しかったようです。逆に白ワインはそこそこの出来で1987年(昭和62年)は悪くはありません。特にボジョレ―などは秀逸な評価ができます。
ローヌは、特筆すべきことに北部と南部の出来が全く異なります。それは二つを総合すると平均となりますが、北部は秀逸、対し南部は凡作。シラー種は良く育ち、グルナッシュは厳しい年となりました。
フランス全域で余りパッとしない1987ヴィンテージですが、ロワールと、特にアルザスは優れたブドウが産出されました。
ざっと1987年(和暦で昭和62年)の評価を記しましたが、ただし、ヴィンテージチャートは各機関によって評価にバラツキがあります。またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1987年のワインなどは、古酒としてはまだまだ若く、どのようなワインでも安心して飲めます。またまだ若いということと、ヴィンテージ評価からして比較的リーズナブルに入手が可能です。
1987年の降水量 | 346mm(平年の90%) |
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1987の積算温度 | 3252(平年の102%) |
30℃以上の日数 | 34日 |
収穫日 | 9/13~23日頃まで |
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