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1985年(昭和60年)のワイン・ヴィンテージ概観は、フランス全土で赤白ともに成功しました。どのアぺラシオンもすべて標準以上となる、良好なブドウが栽培されたようです。
まずボルドー赤ワインの1985(昭和60年)は、春先から収穫期までの雨量は325mmと多雨ですが、累計日中気温は3,185℃。シーズンを通して見れば、ごく平均的な天候の年といえます。春先から夏までは比較的涼しく、7月は雨量が多かったようです。しかし8月からは乾燥した日が続き、9月は暑過ぎるほどで、水不足が懸念されることもあったようです。この為、暑さ対策が上手く行えなかった畑のブドウは成長が遅れたようです。ゆっくりとブドウが熟すまで収穫を遅らせることができたシャトーは大成功を収めています。特に秀逸なのが、サン・ジュリアン、ポイヤック、グラーヴでした。
1985年(昭和60年)のソーテルヌ、バルサックも良好。貴腐ワイン(白)の特性上、ワインは今でも余裕で若々しさを保っています。真の飲み頃はまだ先といえるんじゃないでしょうか。
ブルゴーニュにとっても1985年(昭和60年)は良好です。コート・ド・ニュイ、コート・ド・ボーヌにて評価に差はまったくなく、ブルゴーニュ全体では特に白ワイン用のブドウが成功しました。シャルドネやアリゴテです。繊細なピノ・ノワールですが、今飲めばちょうど良い頃合いで、なめし皮や腐葉土、そしてビロードのタッチが愉しめると思います。ただし、1985年のブル・ピノなどは大変高価となりますが・・・。
ローヌもこの年は成功しました。北部も南部も秀逸ですが、どちらかというと北部シラーの出来が優れています。
ロワールもアルザスも他の産地同様秀逸。質の高いワインがドンドン造られました。
上記に1985年のワイン・ヴィンテージ評価を記しましたが、ヴィンテージチャートは評価付けする各機関によってバラツキがあり、特に1985年当時(昭和60年)の情報は古く、精度にかけるといえます。
またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1985年のワインを、記念日やお誕生日のプレゼントにご利用なら、まだまだ元気なワインが一杯あります。ボルドーのフルボディ系のワインなら、比較的リーズナブルで探せばあると思います。
1985年の降水量 | 311mm(平年の81%) |
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1985の積算温度 | 3185(平年の100%) |
30℃以上の日数 | 16日 |
収穫日 | 9/23~10/8日頃まで |
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