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1983年(昭和58年)はフランス全域で非常に優れたヴィンテージですが、昨年の1982が余りにも目立ち過ぎている為、実力の割に注目度の低いヴィンテージとなっていますが、1983年(昭和58年)のワイン・ヴィンテージ評価はグッド・ヴィンテージといい切れる素晴らしい出来です。
まずボルドー赤ワインは、春先から収穫期までの雨量は442mmと多かったのですが、累計日中気温は3,351℃と温暖でした。1983年(昭和58年)を左右したのは8月の気候で、暑い日が続きましたが、同時に多くの日が雨に見舞われました。その為、多湿で腐敗病に見舞われた畑も多かったのですが、9~10月の晴天により収穫を遅らせたシャトーは結果的に成功を収めることが出来ました。特にマルゴーとポムロールは五つ星レベルと高い評価が出来ます。
ソーテルヌ、バルサック(ボルドー白甘口)の1983年ワインは秀逸な出来。後少しで5つ星に迫るほどです。
1983年(昭和58年)はフランス全域で成功しましたが、相対的に一番不出来といえるのがブルゴーニュです。不出来といっても悪いわけではありません。あくまでもこの年の他の産地と比較すればということで、ブルゴーニュでも一番低い評価となる赤ワインの銘醸地コート・ド・ニュイが少し低めの3つ星。ボジョレーやブルゴーニュの白ワインなどは素晴らしく4つ星レベルです。
ローヌの1983年も素晴らしく、4つ星。北部南部で差異はありません。
ロワールも良好ですが、フランスで1983年、最も高い評価が出来るのがアルザスです。果実味に富む豊かなワインが続々と産まれました。
上記に1983年のワイン・ヴィンテージ評価を記しましたが、ヴィンテージチャートは評価付けする各機関によってバラツキがあり、特に1983年当時(和暦では昭和58年)の情報は精度にかけるといえます。
またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1983年の降水量 | 437mm(平年の114%) |
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1983年の積算温度 | 3351(平年の105%) |
30℃以上の日数 | 24日 |
収穫日 | 9/26~10/7日頃まで |
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