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1977年(昭和52年)のワイン・ヴィンテージですが、まずこの年はブルゴーニュ白を除くフランス全域で、歴史に残る評価に乏しいバッド・ヴィンテージです。
ボルドー赤ワインの1977年(昭和52年)は、春先から収穫期までの雨量は411mm、累計日中気温は3,065℃と天候・気候にまったく恵まれない年でした。春先には霜でメルロが壊滅状態となり、冷夏、多雨でブドウが健全に育つ条件は殆ど見当たりません。70年代では最も悪いヴィンテージかも知れません。
細かく見ていきますと、サン・ジュリアン、マルゴー、ポイヤック、グラーヴが悪い中でもまだマシで、サン・テミリオンが足を引っ張りました。
甘口白ワインのソーテルヌ、バルサックは更に悪く、最悪です。しかし貴腐ワインの特性上、今でも1977年もののワインを飲めないことはありません。
ブルゴーニュにとっても1977は例外ではなく、赤にとっては基本的にバッドなヴィンテージです。基本的といった理由は唯一、白ワイン用のシャルドネ、アリゴテが良好。スタンダードな出来栄えと評価できる1977年(昭和52年)のブルゴーニュ白ワインが多く産まれています。
ローヌ、ロワール、アルザスもやはり1977年は(昭和52年)悪く、残念なヴィンテージです。
ただし、ヴィンテージチャートは各機関によって評価にバラツキがあるもので、事実当店もヴィンテージチャートをまとめ上げるときに、まったく異なる評価がゴロゴロしていることに戸惑いました。特に1977年(昭和52年)当時の情報は信頼性が高いといえるものではないと思います。正確な調査・情報を収集するのはとても難しいことなのです。
またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1977年の降水量 | 423mm(平年の110%) |
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1977年の積算温度 | 3111(平年の98%) |
30℃以上の日数 | 15日 |
収穫日 | 9/27日頃~10/12日頃まで |
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