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1971年(昭和46年)のボルドー(赤ワイン)は、世間でいわれているほど優れたヴィンテージではないように思われます。(悪いというわけではありませんが)。
1971(昭和46年)ヴィンテージは、春先から収穫期までの雨量は496mmと多めで、累計日中気温が3,269℃と日差しもそこそこ良好。多雨で危ぶまれた1971年ですが、9月の好天で最終的には盛り返しまし、至って標準的な出来です。収穫量はやや少なめといったところ。1999年と近いニュアンスだと思います。しかし、中でもポムロールは優れたヴィンテージといえます。単独では4つ星評価もできるほとです。
また甘口白ワインのソーテルヌも良好な出来栄えで4つ星レベル。
ヴィンテージとしては悪くはないのですが、市場の評価が高い分、1971年のワインは赤白ともに取引価格も70年代では高い方ですので割安感はありません。
1971年はフランスワイン全体的に標準以上の出来栄えで、特段悪い産地はどこにもありませんが、中でもブルゴーニュは特に秀逸。赤(ピノ・ノワール)もそうですが、白(シャルドネ)は良好に育ち4つ星以上5つ星未満の評価。素晴らしいワインも多く産まれました。
ローヌの1971は北部、南部に殆ど差はなく、全体的に標準から優良といえます。
ロワールの1971年ヴィンテージ情報はまったく見当たりません。
さて、この年フランスワイン産地で最も輝いたのがアルザスです。(シャンパーニュも)。気候的にほぼパーフェクトな環境が揃ったとても秀逸な年となり、ブドウは大変良好な出来栄えとなりました。
ただし、ヴィンテージチャートは各機関によって評価にバラツキがあるもので、事実当店もヴィンテージチャートをまとめ上げるときに、まったく異なる評価がゴロゴロしていることに戸惑いました。特に1971年という40年以上も前の評価は信頼性が高いといえるものではないと思います。正確な調査・情報を収集するのはとても難しいことなのです。
またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1971年の降水量 | 496mm(平年の129%) |
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1984の積算温度 | 3269(平年の103%) |
30℃以上の日数 | 17日 |
収穫日 | 9/28日頃~10/13日頃まで |
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