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1969年(昭和44年)は、まずボルドー赤ワインはオフ・ヴィンテージ。春先から収穫期までの累計雨量が521mmと、この雨の多さが全てを物語っています。当初は乾燥し、良作が期待された夏でしたが、9月の大雨ですべてが台無しになりました。ブドウの生育が弱いのはもちろんですが絶対的な収穫量も少なく、市場でも1969物を見かけることは滅多にありません。弱いヴィンテージではありますが、逆にコレクターにはその希少性から重宝されているワインのようです。
ソーテルヌ、バルサック(ボルドー白甘口)も1969年(昭和44年)は弱く、残念な出来といえます。ただし貴腐ワイン(極甘口白ワイン)の特性上、長期熟成すると持ち味である極甘感が薄れるのですが、ヴィンテージが弱い分その現象が加速され、甘味の弱めな貴腐ワインをお求めの方にはちょうど良いかも知れません。
ボルドーは上記の通り、残念なオフ・ヴィンテージとなりましたが、 ブルゴーニュにとっては赤白ワインともに満点評価に近い偉大なヴィンテージです。フランスのワイン産地全域の中で、1969年はまさにブルゴーニュの為のヴィンテージだったといえるでしょう。特に赤は多くの一流ドメーヌから偉大な赤ワインが産出されました。ただし個体としては市場には殆ど出回っていなく、現実にブルゴーニュ赤の1969年(昭和44年)を購入するとなるととんでもない価格になることは間違いありません。
ローヌとアルザスの1969年は至ってスタンダード。しかし物自体は殆ど残っていないでしょう。
ロワールは少し弱いといえる出来でした。
このように1969年(昭和44年)はブルゴーニュを除き、各アぺラシオンにとって余り出来の良い年ではありませんでした。
ただし、ヴィンテージチャートは各機関によって評価にバラツキがあるもので、特に1969年当時の情報は信頼性が高いといえるものではありません。正確な調査・情報を収集するには、技術的にも時代背景的にも大変難しい時代だったのです。
またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
これくらいの古酒になると品質劣化が問題となってきます。特にブルゴーニュ以外は構成が弱いヴィンテージとなりますので、現在飲んで満足できる品質を保持できるワインはごく一部となります。また価格はかなり高額となるでしょうから、スティル・ワインの1969を購入するのは非現実的かも知れません。そこで候補となるのが極甘口のデザートワインです。赤のリヴザルトやバニュルス、白の貴腐ワインなどであれば品質劣化にめっぽう強く、また価格も古酒としては比較的リーズナブルですので、安心してご購入できると思います。
1969年の降水量 | 521mm(平年の136%) |
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1969の積算温度 | 3168(平年の100%) |
30℃以上の日数 | 18日 |
収穫日 | 9/25~10/4日頃まで |
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