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1967年(昭和42年)のワイン・ヴィンテージチャートですが、ボルドーの赤は春先から収穫期までの雨量が278mmと少なく(平年の72%)、これ自体はブドウ生育に良い影響を与えました。この間の積算温度は3,120℃と、ほぼ平年並み(98%)。このままいけば1967年は、そこそこ良好なヴィンテージが完成するところでしたが、まさに収穫期に入ろうとするほんの少し前に大雨に見舞われてしまい、最後の最後にすべてを台無しにした非常に残念なヴィンテージとなりました。特に1967年は、左岸のメドックが多雨の影響を受け、収穫期の雨を幾分逃れたグラーヴと、右岸のポムロール、サン・テミリオンはまずまずのヴィンテージとなりました。これは早摘みのメルロ種の栽培が右岸では多いことが幸いしたようです。
甘口白ワインのソーテルヌ、バルサックは、収穫前の多雨が逆に功を奏し、貴腐菌の発生が促進され、赤とは逆に恵みのヴィンテージとなりました。貴腐ワインの特性と併せ、偉大な貴腐ワインなどは今でも見事な味わいを楽しめます。
この1967年においては、ボルドー以外の詳細情報は殆どなく、数値としてしか参考資料を見つけることが出来ませんでした。その中で可能な限り独自に調査した結果を、以下にまとめておりますので参考程度にご覧いただければと思います。
ボルドーと双璧を成す2大銘醸地ブルゴーニュですが、ピノ・ノワールが20点満点中15点、シャルドネが同20点満点中16点と、1967年のブルゴーニュは赤白ともに、少し残念なヴィンテージだったようです。
ローヌとロワール及びアルザスの1967年に至っては、13~15点と、ボルドーやブルゴーニュよりも評価は低くなります。かなり古いワインということもあり、今となってはこのアぺラシオンの1967年を飲む価値はなく、また個体も市場にはもう無いでしょう。
上記に1967年のヴィンテージ評価を記しましたが、ヴィンテージチャートは評価付けする各機関によってその評価はマチマチです。また1967年とかなり古い時代のお話しですので、情報の正確性は高いとはいえません。
またヴィンテージチャートとは、直接的には各アぺラシオンにおけるブドウ育成を評価付けしたものです。その収穫されたブドウを原料とし、各造り手が最終的に造り出すワインの評価と必ずしもイコールではありません。
素晴らしいブドウでも、造り手の技術が劣れば残念なワインとなりますし、低品質なブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1967年の降水量 | 278mm(平年の72%) |
---|---|
1967の積算温度 | 3120(平年の98%) |
30℃以上の日数 | 24日 |
収穫日 | 9/25~10/13日頃まで |
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