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1950年産(昭和25年)のヴィンテージ評価ですが、まずボルドー赤は「豊作だが質にムラがある」といえる出来でした。ポムロール、マルゴー、グラーヴでは非常に出来が良く、素晴らしい赤ワインが多く産出されましたが、それ以外のボルドーAOCは不安定。
ボルドー白辛口はこの当時(1950年)、生産を行っているシャトーも少なく、また力を注いでいる生産者もほとんどなく、大半のものが安価で低品質であり情報も不足しています。現在でもそうですが、特に1950年というこの当時は「ボルドーワイン=赤ワイン」というスタンスが強かったようで、白ワインは基本的に対象外です。
ソーテルヌ、バルサック(ボルドー白甘口)の1950年産はとても秀逸な出来。貴腐の特性と相まって、高品質な物は今でも十分美味しく飲めます。
ブルゴーニュにとって1950年製は、赤と白でまったく異なります。赤ワインにとっては厳しく残念な、逆に白ワインは大変偉大で素晴らしい評価ができます。極めて良い白ワインが多く造られました。
1950年ワインのローヌ、ロワール、アルザスは良くもなく悪くもなくといったところでしょうか。特記事項もなく、この1950年当時、これらワイン産地の情報は不足しています。当時はこれらの産地から造られる大半の物は、フランス国内で消費されていたようで、ヴィンテージ評価自体が的確に行われていたかったようです。
ただし、ヴィンテージチャートは各機関によって評価にバラツキがあるもので、特に1950年当時(和暦:昭和25年)の情報は信頼性が高いといえるものではありません。正確な調査・情報を収集するには、技術的にも時代背景的にも大変難しい時代だったのです。
またヴィンテージチャートとは、あくまでも各産地におけるブドウ作柄評価をチャート化したものです。その収穫されたブドウを原料とし、各生産者が最終的に造り出すワインの出来とは随分と乖離していることも珍しくありません。
良質なブドウでも、人の技術が劣れば低品質なワインとなり、出来の悪いブドウでも、匠の技により見事なワインが産まれます。
最終的に完成されたワインの評価は、各生産者やキュヴェの違いはもちろん、飲むタイミング(熟成期間)によりヴィンテージチャートとはまったく異なった評価となるのです。
1950年産のヴィンテージワインは今年、還暦祝いのプレゼントとして注目されるでしょうが、60年物レベルとなりますとスティル・ワイン(通常のワイン)では品質上厳しく、1級格付けやそれと同等の高級品でない限りおいしく飲むことは難しいでしょう。しかしそのレベルの1950年製となると十数万から数十万円と大変高額になるので非現実的です。
プレゼントとしては品質劣化に強く、元々長期熟成を考慮して造られる甘口ワイン(リヴザルト、バニュルス、貴腐など)が最適です。
1950年の降水量 | 346mm(平年の90%) |
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積算温度 | 3252(平年の102%) |
30℃以上の日数 | 34日 |
収穫日 | 9/13~23日頃まで |
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